橋浜 保子
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競馬コラム
◆先週のレース解析 ヤスコの目
2008/07/21 17:00
◆アイビスサマーダッシュ
梅雨が明け、急激に暑さが厳しくなった7月の3週目。猛暑の中、CBC賞から巻き返したのは、牝馬のカノヤザクラだった。
気温が上昇する夏場は、牡馬の体力が回復するのに時間が掛かりがち。このため、牡馬との比較で暑さに強い牝馬が、夏に台頭する。
05年のテイエムチュラサン、06年のサチノスイーティー、07年のサンアディユに続き、今年も、4年連続で牝馬が勝利を収めた。
カノヤザクラは父サクラバクシンオー、母の父Woodmanという短距離血統馬。500kgを越す立派な体躯は、牡馬さながらの充実ぶり。
彼女の長所は、太めが残ることはあっても、馬体が減る心配がないこと。これはWoodmanの血を継ぐ、走る産駒に共通する特徴だ。
ゲートを出てからすぐに、外によれるような格好になった。サープラスシンガーが外ラチ沿いに進路を取り、その後ろを追走。
初めて経験する直線1000m。前半の手応えは決して良くはなかったが、末脚を温存できたがことが、ゴール前の伸びへと繋がった。
能力を信じ、じっくり育ててきた陣営がもたらした勝利。今後も直線コースの1000mや、平坦コースの1200mで活躍が見込める。
なお、担当の山本国雄厩務員は、馬への当たりが柔らかく、レッツゴーターキン(92年天皇賞・秋)、ハーツクライ(05年有馬記念、06年ドバイシーマC)などでGT実績がある。
2着シンボリグランは、今回、ブリンカー再装着。返し馬から程よく気合が乗り、集中して走っていた効果を、実戦でも活かした。
アポロドルチェは、2走前にチークピースを装着し、前走はそれを外してブリンカーを装着。今回がブリンカー装着2走目だった。
速い時計を出すことで馬の価値をアピールする、アメリカのトレーニングセール出身。現状では、乗り難しい面を抱えているようだ。
この点が徐々に解消してくれば、効率的な走り方を覚えてくる。そうなれば、今後も1000〜1200mの重賞で上位争いできるだろう。
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