田端 到
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競馬コラム
◆王様の馬券入門虎の巻
2008/04/02 17:00
◆その20 中山マイルの狙い方(ダービー卿CT)
今週はダービー卿CTが行われます。波乱の重賞として有名ですが、原因のひとつは中山マイルの特殊性にあります。
コースの特徴を知るには、まず競馬場のレイアウトを知るところから始めるのが正しい道筋です。可能ならばJRAホームページの「コース図」を開きながら読んでください。
中山芝1600は外回りコースが使われ、高低差で言えばスタート地点はもっとも高い位置にあります。中山競馬場というとゴール前の上り坂ばかりクローズアップされますが、じつは下り坂も重要で、中山マイルは高い位置からどんどん下りながら走っていくコースなのだという認識を持ってください。
また、よく知られるように、おむすび型で内枠有利のため(外枠は終始、外を回される)テンの位置取り争いは激しく、最初から各馬がスタートダッシュを利かせます。テン争いがあり、下り坂で、外回りなのだから、流れがどうなるかは目に見えています。そう、中山芝1600は他の競馬場のマイル戦に比べて、断然ハイペースになりやすいのです。
前半1000mが58秒0以内のハイペースがどれくらいあったか。各競馬場で比べてみましょう。05年から08年3月末までの重賞・特別戦のデータ。
中山芝1600…21/93鞍
東京芝1600…10/75鞍
京都芝1600…6/70鞍
阪神芝1600…3/62鞍
前半58秒以内のレースは、阪神なら3鞍、京都なら6鞍しかないのに、中山は21鞍。飛び抜けています。
せっかく調べたので、59秒0以内で区切った場合のデータも記しておきます。
中山芝1600…59/93鞍
東京芝1600…29/75鞍
京都芝1600…26/70鞍
阪神芝1600…26/62鞍
中山は6割以上が前半59秒以内。東京や京都や阪神は3〜4割です。しかも中山は直線が短いため、他の競馬場のように加速しながら伸びてくる瞬発型のエンジンが掛かりにくい。
だから東京や京都のマイル戦で、たとえば前半60秒0-上がり34秒0という展開で好走してきた馬が、中山では末脚不発に終わり、人気を裏切るパターンが後を絶たないのです。この辺は朝日杯FSを思い浮かべると、わかりやすいかも知れません。
中山芝1600は何よりもペース適性、ハイペース実績を重視するべきです。
また、この特殊さゆえ、中山芝1600に強い血統も、他の競馬場より明確な傾向が現れます。
くわしくは別の機会に譲りますが、とりあえずダンチヒ系とエアジハード、それからアグネスタキオンとフジキセキを覚えておくといいでしょう。これらの血統は速い流れのマイルに強い馬が多く、中山芝1600によく合います。
そんな目でダービー卿CTの登録馬を見ると、おや、スローで3連勝してきた大器オーシャンエイプスがいますね。買うべきか、買わない方がいいか、あとはご自由にどうぞ。
お、エアジハード産駒が2頭いますね。ショウワモダンは中山芝1600の仲冬Sで前半58秒4を4角先頭から2着に粘った実績があります。なにしろ枠順が大きなウエイトを占めるコースなので、結論めいたことは言いませんが、推奨しておきます。
それから前半57秒8の京成杯AHを先行策から押し切ったキングストレイルも、中山マイルでは重視せざるをえない。ほかではシンボリグランがダンチヒ系、グレイトフルタイムがアグネスタキオン産駒です。
※ご利用の機種によっては正しく表示できない場合があります。あらかじめご了承ください。
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