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王様の馬券入門虎の巻
田端 到

2008/06/04 17:00
その29 安田記念とサンデーサイレンス

 安田記念で毎年、悩ましいテーマになるのがサンデーサイレンス産駒の取捨です。
 過去15年で【1-2-2-35】。昨年、ダイワメジャーがサンデー初の安田記念勝利をあげましたが、それまでは未勝利。サンデーにとって数少ない、苦手重賞のひとつです。
 2着は03年アドマイヤマックスと97年ジェニュイン。連対したサンデー産駒3頭はすべて先行した馬だったという共通点があります。つまり、サンデーの差し馬は安田記念で一度も連対圏に届いたことがないのです。
 これは東京新聞杯の回にも書きましたが、安田記念はペースが速くなるため、瞬発力自慢のサンデー差し馬は、追走に脚を使ってしまい、末脚が甘くなる。スズカフェニックス、ハットトリック、スティンガーなどなど、錚々たるサンデーの差し馬が過去に人気を裏切っています。

 しかし、その傾向はわかっていつつ、「そろそろスローになってサンデーの差し馬が届くんじゃないか」という考えも、毎年、頭をよぎります。
 今年のサンデーは、スズカフェニックス、エアシェイディ、ハイアーゲームと、また見事にキレキレの差し馬ばかり。スズカフェニックスは行こうと思えば前へ行ける馬なので、それがまた気絶するほど悩ましい。
私は香港のアルマダか、日本のスーパーホーネットを中心にする予定ですが、オッズによってはこっそりサンデーのワンツー馬券を買ってみようかな。エアシェイディ、人気なさそうだし。

 さて、前々回に東京AコースとCコースの種牡馬ランキングの違いを紹介しかけて、まだやってませんでした。集計対象は03年以降の東京4-6月開催、芝の重賞・特別戦。

●Aコース 133鞍
 1位サンデーサイレンス22勝を筆頭に、以下、アグネスタキオン、フジキセキ、アドマイヤベガ、ダンスインザダーク。5位まで全部、サンデーサイレンス系です。
●Cコース 80鞍
1位サンデーサイレンス15勝、以下、トニービン、アグネスタキオン、フレンチデピュティ、フジキセキ。上位5頭中、サンデーサイレンス系は3頭です。

 トップ15で見ると、Aコースはノーザンダンサー系3頭に対して、Cコースはオペラハウス、エリシオ、ホワイトマズルなど、ノーザンダンサー系が5頭。
 結論は「サンデー断然のAコースに比べて、欧州系ノーザンダンサーも健闘するCコース」……としたかったのですが、これは無謀すぎますね。たいして変わりません。だいたい、すべての距離を一緒にして語るのはひどすぎます。サンデー系を一緒にするのも無理があります。
 平場のレースも含めて検証すると、明らかにAの成績が良いのは、フジキセキ、アドマイヤベガ、タイキシャトル。
 Cの成績が良いのは、トニービン、サッカーボーイ、フレンチデピュティ。おお、フレンチはこっちですか。
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