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王様の馬券入門虎の巻
田端 到

2008/06/25 17:00
その32 2200mの重賞に強い血統

 関東オークスを白毛のユキチャンがレコードタイムで圧勝。2着に8馬身差をつけるぶっちぎりは、同じ左回りダートということもあって、父クロフネのジャパンカップダートを思い起こさせるものでした。
 これで関東オークスは昨年のホワイトメロディーに続き、2年連続でクロフネ産駒が楽勝。ダート長距離の適性は圧巻です。ホワイトメロディーの強さも相当なレベルだと思うので、近い将来、クロフネ牝馬の砂の王者頂上決戦を見たいものです。
 しかし、そう願っても、中央競馬は「ダート長距離」というカテゴリーが恐ろしく貧弱で、特に牝馬では無いに等しいと言ってもいい。せっかく登場したアイドルホースを活かせる舞台すら持っていないJRAは、みんなでKEIBAをやる前にそのことを疑問に感じないのでしょうか。

 クロフネの他にも、ダート長距離がベストだなと思われる血統はいくつかあって、たとえばテイエムオペラオーがそうです。数少ないダートの長距離戦でどうにか踏ん張っている産駒を見るにつけ、中央競馬にダート2400m級のレースが年間あと50鞍増えれば、種牡馬テイエムオペラオーも救われるのにと、残念でなりません。ダート1000や1200はあんなに無駄なほどたくさんあるのに。

 では、関東オークス=クロフネのように、宝塚記念=なんちゃら、というズバリはあるでしょうか。そんなものありません。
 ありませんけど、2200m=ほにゃらら、ならあります。アドマイヤベガです。
 芝2200の重賞と言えば、AJCC、京都記念、京都新聞杯、宝塚記念、セントライト記念、オールカマー、エリザベス女王杯の7つ。この数少ない2200重賞を、アドマイヤベガ産駒が賑わせています。
 京都新聞杯は05年アドマイヤフジ、06年マイネルポライト、07年サンライズベガ。
 AJCCは07年インテレット、08年ブラックアルタイル。
 京都記念は08年アドマイヤフジ。
 セントライト記念は06年トウショウシロッコ。

 過去4年で、のべ7頭が馬券(3着以内)に絡み、これはサンデーサイレンスに次ぐ多さです。アドマイヤベガは種付け4年で急死してしまったため、産駒は02年生まれから05年生まれの4世代しかいません。それでこの成績ですから、いかに芝2200重賞が合うかわかるでしょう。
 宝塚記念には、アルナスラインとアドマイヤフジ、2頭のアドマイヤベガ産駒が出走します。
 アルナスラインは前走、当コラムで不安説をあおったら2着に来られてしまった馬です。目黒記念で消えてくれたら、宝塚記念は全力買いする予定でしたが、それを言っても始まらない。アドマイヤフジもハイレベルなメンバーだった昨年の4着を思い出せば、まだ見限れる馬ではありません。

 連軸はメイショウサムソン、3着はアドマイヤベガ産駒のどっちか、としておきます。

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